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マネジメント ステーション ~マネジメントとコミュニケーションに役立つヒント集

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「深刻である」ことと「深刻になる」こと

問題や障害にぶつかると、人はどうしても深刻になります。

最近は高校野球でも選手の笑顔を目にすることがありますが、以前は「歯を見せるな」「へらへらするな」など、ゲームに笑顔などもってのほかという雰囲気がありました。「ユーモアは大切だよね」と言いながらも、会社の会議で冗談を言うことを許されているのは、限られた人です。

どちらかといえば、眉間にしわを寄せて、現実を深刻に受け止めているポーズの方が、一般に受けはいいようです。しかし、深刻であることは、次のような影響を生じます。

  • その場からエネルギーを奪う
  • 周りの人たちを脅かす
  • 学ぶ機会を奪う
  • ミスや失敗からの立ち直りに時間がかかる
  • 自分の長所を発揮する機会を失う

深刻さによるデメリットに気がついていないと、失うものの大きさは忘れられます。もちろん、深刻であることによるメリットもあります。それは、自分から深刻さを装ってしまえば、それ以上誰かに責められることはないということです。また、事の重大さを誰よりも認識しているというアピールにもつながるでしょう。

状況がいかに深刻であるかということと、自分が深刻な態度をとるかどうかは別の問題です。深刻になれば、すべてはそこで止まってしまいます。しかし、目の前の問題や障害を解決しようと思うなら、ほかの選択肢もあります。

  • すぐ次のターゲットに狙いを定める
  • 気分転換をする
  • 責任追及や原因探しをやめて、可能性に目を向ける
  • 有能で頼りになるのは誰かを考える
  • 問題解決のためのコミュニケーションを交わす
  • うまく行っていないことだけではなく、うまく行っていることに目を向ける
  • 新しいことを取り入れる
  • 自分のミスを認める

などです。もし深刻さに逃げ込まなければ、やれることはいくらでもあるのです。

深刻さに逃げ込むか、他の可能性を見つけるか。そこには、わずかな差しかありません。多くの場合、私たちは深刻さを選んでしまいます。

出典:伊藤守「部長講座」日経産業新聞


深刻さから可能性に目を向けさせるためのコミュニケーションを、コーチングでは目指します。

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